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【決定】第6回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!

【決定】第6回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!


奄美のハンドメイド界を盛り上げ、ハンドメイド作家のスキルアップなどを目的に開催された「第6回あまみハンドメイド大賞」。

奄美群島在住のハンドメイド作家を対象とし、出品を呼びかけたところ、35名の作家の皆さまから、43作品が集まりました。

一口に「ハンドメイド」といっても、その素材や技術・手法は幅広く、よって表現はさまざま。
愛のこもった作品ひとつひとつを丁寧に審査し、栄えある「第6回あまみハンドメイド大賞」入賞者が決定いたしました!

受賞者発表と審査の模様をご覧ください。 (写真・文 しーま編集部)


【第6回あまみハンドメイド大賞概要】

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受賞作品展示日程
▼展示期間:3/22(火)~3/30(水)9:00-19:00 (※3/27(日)閉館)
展示場所:奄美市ワークスタイルラボ Inno 会議室イカスミ
(東京都世田谷区池尻 2-4-5 MAP HP
入場無料

▼展示期間:4/7(木)~4/17(日)11:00-18:00(※4/11-12(月・火)閉館)
展示場所:CREATOR'S SPACE minne LAB 世田谷
(東京都世田谷区池尻 2-4-5 MAP HP
入場無料

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|いよいよ・・・審査スタート

【決定】第6回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!

授賞式の前日、3月19日(金)に審査会が行われました。
東京都在住のminne事業部のお二方には、リモートにてご参加いただきました。

「第6回あまみハンドメイド大賞」審査員


奄美市」商工政策課
・課長 畠山 正明氏
・しごと政策係 喜入 崇之氏

GMOペパボ株式会社
ハンドメイドマーケットminne」 minne事業部より
・取締役/事業部部長 新井 正樹氏
・作家活動アドバイザー 和田 まお氏


「本場奄美大島紬協同組合 青年部」より
・南 寿実氏(lima

株式会社しーま」より
・代表取締役 深田 小次郎氏
・取締役/編集長 麓 卑弥呼氏


応募結果


応募作品:43点
作家数:35名
作家在住地:奄美大島・加計呂麻島・徳之島・喜界島
作品ジャンル:大島紬小物/アート作品/服/バッグ/アクセサリー/食品など多数


【決定】第6回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!

応募基準は、
「奄美の自然・豊かさ・時間を表現した作品かつオリジナルのハンドメイド作品であること」「奄美群島在住であること」の2点。


上記を満たしていれば、ジャンルはほぼ制限なし。
例年通り、大島紬の端切れや糸を使った作品が多く寄せられたほか、泥染めや草木染めなど「染め」技法を用いて島らしさ、オリジナル性を出した作品、海や植物といった奄美の風景をそれぞれのアート手法で表現した作品などがありました。

また、例年よりも「食品」の出品も多かったのが特徴的。
常温保存可能な手作りの加工食品であれば出品は可能。
喜界島、徳之島から届いた食品もあり、審査会場では直接食べながら、味、それを作った背景ストーリー、パッケージなどすべてを加味して審査を行いました。

【決定】第6回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!

審査のポイントは、大きく2つ。

・作品づくりの技術の高さ
・作品に込めた思い、制作の背景ストーリー
・表現としての新しさ、工夫があるか


などがあります。
毎年作品を引き立てるための展示にも工夫を凝らした作品も多くなっていますが、そうした見栄えも大切です。

また、出品時には以下を作家に記入いただいています。
作品タイトル
作品を作った思い
作品の特徴・PRポイント


とても文字数が少ない方もいますし、長く書かれる方もいます。
作品だけを見て判断できる部分もありますが、なぜその作品を作ろうとしたのか、どのようなところを工夫したのか、どのような技法を用いて作っているのか。見ただけではなかなかわからない部分が多くありますので、はじめに作家に書いてもらう上記の説明は、審査において非常に重要です。

審査の過程では、審査員一人ひとり、こうした説明文もすべて丁寧に目を通し、作品の縫製の仕方、糸の始末まで確認。
服やバッグであれば、可能な範囲で羽織ってみたり持つなどしてサイズや使用感を確認。
添えられたリーフレットがあれば読み込みをし、デザインを含めトータルで作品の評価を行います。

【決定】第6回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!

ひとつの作品を作り上げるために、作家が込めた思いと時間と喜怒哀楽。
それを丁寧に読み解き、審査を行っています。


受賞者を決めるときには、審査員全員が、一つ一つの作品についてそれぞれの見地から意見を述べ、点数式ではなく、協議方式で行っていきます。
今年も予定時間を大幅にオーバーし、入賞者が決定いたしました。

(※来年の作品応募を考えているみなさまへ。ぜひ応募書類は丁寧にご記入いただき、思いや技法を伝えてくださいね)



|受賞者発表!

今回の「第6回あまみハンドメイド大賞」は、以下7つの賞を用意いたしました。

グランプリ
 奄美のハンドメイド界を代表し、今後の活躍をもっとも期待する作家に贈られる賞
奄美市賞
 グランプリに次ぐ賞で、奄美市在住の方に限定して選考させていただきます。受賞者には、副賞として4月27・28日に東京で開催される大規模イベント「ハンドメイドメーカーズ」出店権利と旅費宿泊費が与えられます
minne賞
 minneでぜひ販売してほしい、とminneが太鼓判を押す作品に授与
しーま賞
島らしい発想と創造性あふれる作品に授与
大島紬賞
 大島紬やその技術を使用した作品に授与
島ギフト賞
 大切な人にプレゼントしたいと思える作品に授与
オーディエンス賞
 「第6回あまみハンドメイドマーケット」の来場者による投票での最多得点作品




受賞者は以下の通り(敬称略)





♛グランプリ
TOBA TOBA COLA 甲原和憲
/TOBA TOBA ACCE 甲原真子
(喜界島)

※甲原夫妻による同じ思い・背景ストーリーを持った2作品が同時受賞

作品名「島仕込みクラフトコーラシロップTOBA TOBA COLA」


【決定】第6回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!

<作品を作った思い>


きび粗糖、フードロスの在来種島みかん、14種のスパイスを調合した無添加・無着色のクラフトコーラシロップです。珊瑚礁の島喜界島に3年前にUターンし、夫婦で手造り製造をしています。
【STORY】
2013年、シンガポールで出会った2人。東南アジアで生活するうちに、多彩な顔を持つスパイスに魅了されていきました。
帰国し、結婚報告で喜界島に戻った時のこと。収穫されることもなく朽ち果てていく島みかんが目にとまりました。香りと成分に希少価値があるものの、離島では流通に問題を抱えていることにハッとしました。その後シンガポールのハーバルドリンクを真似て夫がシロップ作りを始めたことがきっかけです。
島の「帰ってくる場所」を支えてくれている人々がいたことでどんなにホッとしていたか。喜界島の消滅していく文化がある中、取捨選択し受け継いでいく行動を目指しています。(TOBA TOBA(トバトバ)とは、喜界島の方言で「うきうき」という意味です)

<作品の特徴・PRポイント>
コーラの味わいのポイントとなる爽やかな酸味を生み出しているのは「喜界島の在来種島みかん」です。この島みかんは、畑に植えられているものではなく、集落の各家々の軒先に生えているものです。喜界島では、出産や年祝いなどの祝い事の際に「島みかんの植樹」をする風習がありました。また、食糧難に備えて植えたり、鳥が種を運んで増えたり・・・沢山の家や空き地、様々な場所に島みかんが生えています。
そして、喜界島のサンゴ礁という特殊なミネラル豊富な土壌により、在来種の島みかんは強くたくましく育ってきました。ベルガモットに似た香り高く希少価値のある島みかんですが、酸味が強いため、最近では食べる人も少なくなってしまいました。食べられず捨てられている環境です。
TOBA TOBA夫婦は、各家庭をめぐり島みかんの収穫・買取を行っています。各家々のおばあやおじーから、家の島みかんにまつわる思い出話を聞くこともあります。そんな島みかんの独特の爽やかな香りを、ぜひTOBA TOBA COLAでご賞味ください。


作品名「海洋プラスチック資源のアクセサリー」
【決定】第6回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!


<作品を作った思い>
「海洋プラスチック資源のアクセサリー」(TOBA TOBA ACCE)
「もっと、あなたらしく。もっと、あなたに自由を。」
世界に1つだけ、あなたもひとりだけ。
海に流れ着くプラスチック資源の創る、あなただけの色を纏おう。
どんなあなたも応援したい。
ジェムのようなお守りアクセサリーを製造しています。
【Motto】
・海洋プラスチック資源をアップサイクル
・ いつか作れなくなる世界へ
鹿児島県の離島・喜界島のビーチで海洋プラスチックを拾い、ハンドメイドで製造をしています。
*売り上げの一部は、海を守るための活動に使われます

<作品の特徴・PRポイント>
「海洋プラスチック資源のアクセサリー」(TOBA TOBA ACCE)
海を漂ったプラスチックの色をそのままに、風合いを生かしてアクセサリーにアップサイクルをしています。
「このプラスチックは何だったんだろう?」
「どのくらい海を漂って、喜界島にたどり着いたんだろう?」
手作業で製造をしているため、アップサイクルのできるプラスチックの量は限られています。しかし、このアクセサリーを手にとった方が何かを感じ取ってくれると思い、製造をしています。

【講 評】

フードロスを救いたい思いから始まったTOBATOBA COLAづくり。海の環境美化などの思いもある海洋プラスチック資源のアクセサリー。島を愛し、環境を守りたい、というご夫婦の思いがどちらの作品にも共通してあふれ、そのコンセプトが強く伝わってくる魅力的な作品でした。加えて、パッケージやリーフレット、SNSなどどれもが高いデザイン性によって彩られ、商品の魅力をさらに底上げしていました。
TOBATOBA COLAはスパイスと島ミカンの風味がダイレクトに伝わり、さまざまな割り材で楽しめる味で、試食でも大好評。割り方によって幅広い年齢層に親しまれる味です。



♛奄美市賞
與 優華(奄美市笠利町)

※出品した2作品が同時受賞

作品名「Create」
【決定】第6回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!

<作品を作った思い>
紬糸を取り入れたアクセサリーを制作しています。普段は気にせず制作していた手法に着目。様々な手法で取り入れる事が出来るんだなと改めて感じ作品にしてまとめてみました。創作する楽しみを表現しました。

<作品の特徴・PRポイント>
大島紬の余り糸を使用し様々な手法で制作したアクセサリーです。編み、巻き、掛け、刺し、丸め、封入し、固め、紬糸が姿を変えます。
更に藍染、フクギ染めしたウッドビーズを取り入れ染めの手法も追加しました。ジャパンブルーの藍とフクギイエローに合わせて紬糸の色合いも選びました。
フクギ染めは媒染方法を変え2種類の色を作りました。創作する楽しみが詰まった作品です。


作品名「ZANSHI'n BAG」
【決定】第6回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!


<作品を作った思い>
大島紬を織る際に出る余り糸。その糸を使ってアクセサリーを制作。更に出る余り糸。余ってしまって廃棄されてしまう糸、残糸。どうにか生かせないかと考えました。

<作品の特徴・PRポイント>
大島紬の糸。沢山の職人の手を渡り姿を変え作品になる中、どうしても出てしまう残糸。紬糸アクセサリーを制作した際に出る短い紬糸や経年劣化により糸として使うことも出来なくなってしまった紬糸。『もったいない!』から生まれたZANSHI'n BAGです。残糸を活かして作れる斬新な鞄を試行錯誤しながら作ってみました。
封入された紬糸は固定していないので使用していくうちに表情を変えます。動く残糸アートです^^*

【講 評】

大島紬の糸を使いながらも、それぞれにアプローチが異なる2つの作品は、どちらも非常に魅力的でした。
「Create」は、草木染めも自ら手掛けるなど納得いく作品作りに取り組む作家のこだわりを感じました。ピアス・ネックレス・指輪・ブローチといったさまざまなアイテムがそろうことで、女性心をくすぐる作品となっています。
バッグは、トレンドのクリアバッグに大島紬の糸をイン。一見無造作に見せながらも、計算された絶妙なバランスで配置されています。大島紬の糸の新しい使い方、魅せ方として高い評価が集まりました。光沢ある絹糸の美しさが光り、カジュアルにもフォーマルにも、洋装にも和装にも、また母にも娘にも使える、幅広い許容性を持つ作品です。




♛minne賞
Punta (大島郡宇検村)


作品名「オリジナルビックシルエットフードジャケット」
【決定】第6回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!



<作品を作った思い>
自分でデザインしたお気に入りのフードジャケットです。
普段使いできるモノに奄美のイメージを加えて制作しました。

<作品の特徴・PRポイント>
大島紬の龍郷柄のイメージと奄美の亜熱帯の森のイメージの 2パターンのフードジャケットです。
ステンシルシートを制作し生地に柄を描いてから縫い上げました。
大きなシルエットでゆったりと動きやすい着心地です。

【講 評】

作品をどのように作り上げてきたのか、という工程や手法についても詳細に記したファイルのほか、作家本人による着用画も添えてあり、その情熱とスキルをしっかりと確認して審査することができました。トレンドであるビッグシルエットの格好良さ、発想のユニークさと奄美らしさ、縫製・染色の技術なども高い評価を得ました。



♛しーま賞  
竹内 聡(龍郷町)


作品名 「オオタニワタリの着生フレーム 」
【決定】第6回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!


<作品を作った思い>
小さい頃から、物語の脇役が妙に好きでした。
島に住んでからは、様々な材料で構成された「島っぽさ」の素材に触れる中、前に出てこず影に隠れていたり、日常化し過ぎてみんなにスルーされている存在感の薄いものばかりが気になって仕方ありませんでした。
島の地味なやつは実は面白く、むしろ表立っている存在のものより
「島っぽさ」のフレーバーが強いこともわかりました。

わかりやすかったのが植物。
私が学生の時に造園の専攻だったこともありますが、奄美の代表的な花でもあるハイビスカスのトロピカルで華やかな存在の後ろで、湿った暗い場所でひっそりと佇むシダ植物のコントラストは
強烈でした。
ジメジメした彼らですが、湿潤な奄美の生態系の礎を担う重要な存在。
そんな縁の下の力持ちな彼らの強い生命力と陰鬱ぶりを多くの方に知ってもらい、
「本当の地元の良さとは何だろう?」と考えてもらいたい。

「陰を舞台に咲かす」をコンセプトに、モノづくりをしています。

<作品の特徴・PRポイント>
当社で取り扱う植物はほとんどが奄美に普通に自生しているもので、
主にシダ植物を仕立てています。
彼らは花が咲かず、暗く湿った所に生えるので、その特性から「陰キャ植物」と勝手に名付け、
親しみを持ってもらおうと思いました。

今回のオオタニワタリはその「陰キャ植物」の仲間で、
森の中では岩や木の幹にくっついて育つ「着生」が特徴。
市街地の日当たりの悪い外壁にくっついている姿を見て、フレームの試作に至りました。
用意した板に着生し、それを壁掛けのインテリアにすることで、
植物の持つユニークさと生命力をアピールしました。

管理は水やりだけ忘れなければ大抵元気に育ちます。
根っこが乾いたら付属のフレームを取り外し、シンクなどに置いて水をたっぷりあげてください。
花が咲く植物よりも構造がシンプルで育てやすいので、観葉植物初心者の方にもオススメ。
アケビやゼンマイと同じ仲間なので、新芽は食べられます。当社で取り扱う植物はほとんどが奄美に普通に自生しているもので、主にシダ植物を仕立てています。
彼らは花が咲かず、暗く湿った所に生えるので、その特性から「陰キャ植物」と勝手に名付け、親しみを持ってもらおうと思いました。

今回のオオタニワタリはその「陰キャ植物」の仲間で、
森の中では岩や木の幹にくっついて育つ「着生」が特徴。
市街地の日当たりの悪い外壁にくっついている姿を見て、フレームの試作に至りました。
用意した板に着生し、それを壁掛けのインテリアにすることで、植物の持つユニークさと生命力をアピールしました。

管理は水やりだけ忘れなければ大抵元気に育ちます。
根っこが乾いたら付属のフレームを取り外し、シンクなどに置いて水をたっぷりあげてください。
花が咲く植物よりも構造がシンプルで育てやすいので、観葉植物初心者の方にもオススメ。
アケビやゼンマイと同じ仲間なので、新芽は食べられます。




【講 評】

ぱっと見て驚きのあるユニークな作品ですね。発想の柔軟さだけでなく、オオタニワタリへの愛情も感じられます。取扱説明書のデザインももとてもかわいいです。



♛大島紬賞 
久保 智子(奄美市名瀬)


作品名「一升瓶バック」
【決定】第6回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!


<作品を作った思い>
我が家では夕方欠かさず仏壇に焼酎をあげます。そのため年に数回一升瓶を買っています。幼い頃父のお使いで一升瓶を買いに行かされ(現在は子供はお酒やタバコはかえません)家にたどり着いた瞬間力尽き父の目の前で落として割ってしまったことがあります。ご想像通り父にこっ酷く叱られました。そのトラウマで今でも一升瓶は両手で抱えてます。転がっても割れる心配の要らない、一升瓶をカッコ良く持ち運べる専用バック作りたいと、
需要の余り無さそうな(一升瓶専用バック)をあえて作ってみました。

<作品の特徴・PRポイント>
本場奄美大島紬のハギレで一升瓶を型取り、奄美の深い山や川をイメージして作りました。本体の生地には岡山県井原市のデニム生地を使ってます。今私の中では何故かデニムがマイブームです。倒れても割れない用にデニム生地を二重にし底の部分にはクッションが入っています。持ち手が開かない用にマグネットが、生地の裏に縫い込まれています。
使用しないときは3つ折りにたためます。
アクセサリーのタッセルは大島紬の絹糸です。

ブランド名「布小物屋BLANCHE」
(Instagram)

【講 評】

今回の審査の際に、奄美大島では一升瓶を持参する機会が多いと聞いて、風土から生まれた作品であることにすごく感激しました。仕立ても美しく、丈夫さとデザイン性があわさっていてさすがです!



♛島ギフト賞
高木義浩(奄美市笠利町)


作品名「奄美の釜焚塩•三尺バナナと奄美のバナナ島グラノーラ」
【決定】第6回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!


<作品を作った思い>
2011年から7年間、トカラ列島の宝島にて塩づくり・バナナ栽培を行なっておりましたが、近海でのタンカー衝突事故により、宝島で塩づくり・バナナ栽培を続けることが出来なくなりました。
しかし、塩づくり・バナナ栽培を続けたいという想いから、2018年に奄美大島に移住し、
約3年間かけて塩小屋づくり・遊休農地の開拓を行い、
塩・バナナの収穫、商品化まで辿り着くことが出来ました。
初めて奄美大島でとれた塩・バナナの変わらぬ美味しさに感動し、そして好きなことを諦めない気持ちの大切さを実感しました。この、奄美の自然がたっぷり詰まったお塩とバナナをたくさんの人に食べてもらいたいと考えています。

<作品の特徴・PRポイント>
美しく、美味しく、安心・安全で、環境にやさしいお塩です
奄美大島北端用岬の、清浄な海水を使用
ステンレス丸釜使用で
焚き火のエネルギーは薪のみ使用(防腐剤の含まれないもの)し、
約5日間かけて焚き上げる製法にこだわっています。
火力・濃縮時間の絶妙な調整により、旨みのあるミネラルバランスの塩を作ることが出来ます。
また、結晶は大きく、光が当たればキラキラと宝石のように輝きます。
製造過程で出た木灰・カルシウム・にがりはバナナ畑への肥料に使用しており、
小規模循環型農業の一部としての塩作りを実践しています。
マイクロプラスチック不検出(㈱食環境衛生研究所調べ)、海水は5マイクロメートルのフィルターを通したものを利用しています。

三尺バナナと奄美のバナナ島グラノーラ
奄美の温暖な気候のなか、自然に近い環境での露地栽培を行っています
3年以上使用されていなかった遊休農地を開墾し、農薬、化学肥料、除草剤、防腐剤を一切使わずに(6年以上)育てています。
食感は柔らかく、酸味と甘さが絶妙な味わいです。
バナナには袋がけを行い、熟し始める直前のものを収穫し、出荷しています。そのバナナをドライフルーツにし、グラノーラにしました。有機素材にこだわり、添加物も加えず一つひとつ丁寧に手作りしています。奄美産バナナの濃厚な甘さがギュッと詰まったグラノーラです。

ブランド名「POKA PUKA」Instagram
(Instagram)



【講 評】

【バナナ】熟れているのもあると思いますが、やわらかい皮をむいてみると黄色がかった実が印象的。ひと口かじり味わってみると、甘さがしっかり口に広がりながらももったりとはせず、鼻に心地よい香りが抜けていきました。
普段食べているものと比べてもバナナ特有の筋っぽさがなく、繊維のほどける感じも楽しめる一本でした。
【グラノーラ】生で食べたものとまた違い、しっかりと感想されていながらも、口に入れると特有の香りが広がりました。
【塩】大きな結晶が印象的で、パッケージのかわいさも商品としての魅力をアップさせていました。



♛オーディエンス賞
向井明美(奄美市名瀬)


作品名「酔紬(ボトルカバー)」
【決定】第6回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!


<作品を作った思い>
紬を織り兄弟を育ててくれた母の面影を形に残したい想いがあり、手掛けてみました。

<作品の特徴・PRポイント>
黒糖焼酎と紬のコラボのボトルカバー
大島紬を使用している


【来場投票コメント】

・自分にはない発想でした。奄美の2つの組み合わせがかわいかったからです
・かわいくてパッと目をひきます。帯もきちんと出来ていますね。お店のカウンター(居酒屋さんとか)に飾ったらステキ!20才のお祝いにもし紬の着物を作られたら同じ紬で作ってもとても記念になると思います。
・家やお店に飾ってもステキ。成人式のお祝いにいいですね
・紬で材料を選んでいることと、細かい所までこだわり作っている楊に感じた。
・初めて見てひとめぼれ。めっちゃ斬新
・空になったボトルもインテリアとして活用できる点に惹かれたから。
・好きな銘柄もあきビンもインテリアになるステキなアイディアだと思いました
・紬のはぎれでも作れそうと思いました
・伝統とお母さまの思い出を大切にしつつどこか新しくかわいいデザインでステキ



♛オーディエンス賞
俵 幸子(龍郷町)


作品名「2月の奄美の恵み 緋寒桜と金箔、水晶のアクセサリー✨タンカンと金箔、水晶のアクセサリー✨」
【決定】第6回あまみハンドメイド大賞 受賞作品が決まりました!!



<作品を作った思い>
2月の奄美の美しさ、豊かさを表現したかった。咲き誇る美しい緋寒桜と、奄美のタンカンの美味しさに、心が豊かな気持ちになったので、ひとつの作品にしてみました。

<作品の特徴・PRポイント>
色の濃い緋寒桜、色の綺麗なタンカンを選び、金箔、水晶をガラスドームに閉じ込めることによって、内からの光がキラキラ、プルプルと仕上げました。
タンカンアクセは初めての試みでしたが、美味しそうに作りたかった。

【来場投票コメント】

・2月の奄美が表現されており、世界観がすてきでした。見惚れる作品できた。
・冬の奄美のあたたかなピンクとオレンジに心があたたかくなる感じがした。
・2月の奄美が一番すきだからです。奄美の一瞬がつまってました
・ステキだな。身につけてみたいなーも思ったからです



☆展示スケジュール

3月21日~3月30日 奄美市WorkStyleLabにて展示
4月7日~4月21日  minne LAB 世田谷(詳細)



今回の「第6回あまみハンドメイド大賞」へ
たくさんのご応募ありがとうございました!


しーま事務所に、素敵な作品がいっぱいになって…
改めて奄美のハンドメイドの力はすごいな~と思いました。

6回目となる今回も
大島紬を使用した作品、ハブの骨を使用した作品や
アクセサリーや布作品だけでなく食品まで

他にも奄美の素材を活かしたり奄美を現した作品が数多く集まり
とっても「奄美らしい」ハンドメイドコンテストになりました。

観光客の方や島外の方にはもちろんのこと
奄美在住の方にも知ってもらいたい、すばらしい作品をご出品いただきました。

作家さんの熱量や技術も年々パワーアップしていると感じます。

奄美市とハンドメイドマーケットminne(GMOペパボ株式会社)が提携して開講している「ハンドメイド講座」を通して、より盛り上がりを見せている奄美のハンドメイド。

そんな奄美のハンドメイド業界をさらに盛り上げるべく、
はじまった「あまみハンドメイド大賞」。
今後も、奄美のハンドメイド作家さんを新たに発掘・応援させていただけましたら幸いです。

次回の開催も、楽しみにお待ちくださいませ!





フリーランス育成についての取り組みについて
奄美市の「フリーランスが最も働きやすい島化計画」が2015年からはじまり、
2016年7月1日(金)にハンドメイドのWEB市場大手「minne」を運営するGMOペパボと奄美市が連携
フリーの作家さんを育成するハンドメイド講座をしーまが受け持ち、スキルアップをフォローしております。




【お問い合わせ】
株式会社しーま
e-mail:info@shi-mas.jp
TEL:0997-69-4681 FAX:0997-69-4682(平日9:00-17:30)

※業務時間外、土日は不在となりますので、何かございましたら、メール(info@shi-mas.jp)でお問い合わせくださいますようお願いいたします。



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