第9回あまみハンドメイド大賞・ハンドメイドマーケット

奄美のハンドメイド界を盛り上げ、作家としての飛躍を願うために開催された「第2回あまみハンドメイド大賞」。

奄美群島在住のハンドメイド作家を対象とし、出品を呼びかけたところ、41名の作家の皆さまから、52作品が集まりました。

一口に「ハンドメイド」といっても、その素材や技術・手法は幅広く、よって表現はさまざま。
愛のこもった作品ひとつひとつを丁寧に審査し、ハレある「第2回あまみハンドメイド大賞」が決定いたしました！

受賞者発表と審査の模様をご覧ください。

なお、受賞作品は「座・ガモール 奄美店」（奄美市名瀬末広町11-2）にて展示中です。
展示期間：2/3～2/19ごろ（水曜のみ閉館）

（写真・文　しーま編集部）

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｜いよいよ・・・審査スタート



2月2日（金）、奄美市名瀬の「あいあい広場」にて「第2回あまみハンドメイド大賞」の選考会が行われました。

昨年よりも、作家数も作品数も予想以上に多かった今回の「第2回あまみハンドメイド大賞」
今回の審査会場は、しーま事務所を飛び出し「あいあい広場」で行いました。





選考ポイントは、
「奄美の自然・豊かさ・時間を表現した作品」
「オリジナルのハンドメイド作品」

の上記2点を満たしていることのみ。

奄美大島・加計呂麻島・徳之島からご応募いただいた「41名」の作家「52作品」を前に、作品からあふれ出る作家さんたちの熱い気持ちをひしひしと感じながら選考いたしました。

なんと！！！今年は最高年齢94歳と幅広い年代の方から、ご応募いただきました。

まずは審査委員それぞれが推す5点を選出。
絞りこまれた作品を前に、審査員全員でそれぞれが感じたこと、思うことなどを率直に言葉にし、協議を行いました。

感じ方は人それぞれ。高いスキルに感嘆し、込められた思いに涙し、今後の期待感に胸を躍らせ、そして時に厳しい目で見つめ直し。

長い時間をかけて話し合い、ついに受賞者が決定しました！！



今回は以下8つの賞を用意いたしました。

・大賞
・優秀賞
・minne賞
・しーま賞
・大島紬賞
・島ギフト賞
・審査員特別賞
・オーディエンス賞


伝統産業・大島紬とハンドメイド作家の新たな出会いを期待した「大島紬賞」
食品を含めたより幅広いハンドメイド作品を評価するための「島ギフト賞」

そして第2回あまみハンドメイドマーケット来場者による投票で選ぶ「オーディエンス賞」を創設しました。

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｜いよいよ受賞者発表！

受賞者は以下の通り（敬称略）。

♛第2回あまみハンドメイド大賞
増田 珠美（奄美市）

作品名「大島紬の蝶ネクタイ」


＜作品を作った思い＞
身内のお祝いの席で、30代の男性から「大島紬の蝶ネクタイを探しているが無いんだ」という話から、製作に挑みました。

製作している最中でも、前回買った紬が「もうその柄を織る人が辞めてしまって手に入らないんだ」という場面にも出くわし残念に思った経緯もあります。
益々、稀少価値が高まり手にできなくなるのではという危機感さえ感じました。

今、奄美は世界遺産登録などに向け内外に知っていただくチャンスを頂いている時期。
蝶ネクタイなら海外の方にも子供にも大人にも使って頂けるのではと、期待もしています。

伝統的な赤の十の字の蝶ネクタイを還暦のお祝いにプレゼントする、といったことなどが習慣化するような日が来ると嬉しいなと妄想しています。
世界3大緻密織物と言われる奄美大島の紬が色んな方々に手に取ってもらえるきっかけになると良いなと思っております。

ブランド名「FUETA」
(しーまブログ) (minne)

♛優秀賞
押川　健太郎（奄美市）

作品名「パッションバター」


＜作品を作った思い＞
奄美産のパッションの美味しさを加工品として皆さんに味わってもらいたい。

＜作品の特徴・PRポイント＞
パンやパンケーキにぬって食べるだけでなく、お肉やお魚のソースとしても使える。
パッションの香りをずっと感じられる。

奄美大島のフランス料理レストラン「pousser.」（プッセ）(minne)

※パッションバターは、こちらのページに掲載されています→https://minne.com/items/5597230

♛minne賞
西　奈美（奄美市）

作品名「奄美の森の木の実たちに囲まれて」


＜作品を作った思い＞
フォトフレームを作ろうかと思っていたのですが、もっと大きく奄美の森を感じられるようなモノにしたいと大きいフレームを作りました。
想いのままに木の実を貼り付けていくのは、ワクワクして楽しい作業でした。

＜作品の特徴・PRポイント＞
森を彩る木の実たち。奄美の森を感じてもらえますように。
長い棒状の木の実はゴールデンシャワー（ナンバンサイカチ）の実。この実は森にはありませんが、ユニークな形なので仲間入りしてもらいました。

みつばちの巣もヤブツバキの実と共に登場です。
月桃、イジュ、サキシマスオウ、サキシマフヨウ、椎の実、ドングリ、松ぼっくり、シャリンバイ、ツルウメモドキなど、山や道沿いで見かけたことのある実がたくさんあります。
小鳥もやってきましたよ。
このフレームの向こうにはどんな景色がみえるのだろう。

「島ハーブ屋かみつれ」
(しーまブログ) (minne)

♛しーま賞
久留 みどり（奄美市）

作品名「ちぢんや」


＜作品を作った思い＞
手づくりの楽しさ、喜び

＜作品の特徴・PRポイント＞
日用品、ごみに変わるもの、身の回りにあるもので作っているところです。


♛大島紬賞
川口 美喜枝（龍郷町）

作品名「龍郷柄のバック」


＜作品を作った思い＞
余っている紬糸がもったいなかったので、島の自然の物を使って何か出来ないかと考えつきました。

＜作品の特徴・PRポイント＞
木の皮と紬の糸を全体的に使用しているため、強くてとても軽いバックです。
棄ててしまう残り紬の糸を利用し、柄を再現。豪華で見栄えのあるバックとなっています。
とても軽いです。手に取ると、驚く軽さです。

「奄美の詩 」
(しーまブログ)

♛島ギフト賞
越間 崇喜（龍郷町）

作品名「NESARI CHOCOLATE
（ネサリチョコレート）」


＜作品を作った思い＞
島の素材を使って、幅広い年齢層の観光や島の人々に喜んでいただけ、ココロとカラダが元気になるモノを作りたいと思い 、世界中で愛されるチョコレートを作り始めました。

＜作品の特徴・PRポイント＞
”奄美の自然のAMAMIをお届け”をコンセプトに世界中の良質なカカオと奄美群島で生産されたさとうきび、旬の農作物を使用し、乳化剤や保存料を使わずに作ったクラフトチョコレート（Bean to bar chocolate）です。

カカオ分も８０％〜４５％と小さなお子様からお年を召した方までお楽しみ頂けます。
カカオ豆の仕入れ、製造、包装、パッケージデザイン全て1人で行っています。

パッケージデザインの意味は、大島紬の古典柄や動植物がモチーフとなっています。
パッケージを見て、奄美大島に想いを馳せたり、奄美に行ってみたい！と思っていただけるよう工夫をしています。

「NESARI CHOCOLATE AMAMI 」
営業時間：9:00〜17:00
〒894-0411 鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木１９４５　大島紬村園内
TEL：0997-62-3100 FAX：0997-62-3108